KEKについて

KEKは略称

KEK全景

このホームページのアドレス(http://www.kek.jp )は英字でも短く覚えやすいですね。この研究所が世界中で KEK (ケイ・イ・ケイ)という愛称で親しまれていることから、ホームページのアドレスにも用いられています。これまで世界中の注目を集める研究成果をいくつも上げてきたこの研究所は国際的によく知られた研究現場の一つです。事実、アジアやアメリカ、ヨーロッパから多くの研究者がKEKの研究に参加し、またKEK からも多くの研究者が同じような研究を続ける国際的研究所へ出かけていって活躍しています。

そんな場所を覚えやすく、誰にでも分かるように、前身のひとつである高エネルギー物理学研究所のローマ字表記(KouEnerugii ButsurigakuKenkyusho)から、研究者の間で KEKという略称が親しまれ世界中に広まったのです。名称は高エネルギー加速器研究機構と変わりましたが、ローマ字表記の頭文字KEKは変わらないのでそのまま使用されています。

世界中で愛される略称 KEK

英語、中国語、韓国語、フランス語、ドイツ語、ロシア語、・・色んな言葉を使っている人々が、現在では、この研究所をKEK(ケイ・イ・ケイ)と呼んでいます。皆さんも外国人で科学に興味のある方に、この研究所を KEKとして紹介してみてください。そのまま通じることに気づかれるでしょう。KEKは世界中で愛される略称になっているのです。

KEKは基礎科学の研究を進める

BELL測定器

KEKは巨大な加速器と呼ばれる装置群を使って基礎科学の研究を行っています。加速器とは、電子や陽子などの粒子を光の速度近くまで加速して高いエネルギーの状態を作り出す装置です。

こうした高いエネルギーの粒子を使った研究は大きく分けて二つあります。一つは高いエネルギーの粒子を衝突させ、宇宙誕生時に多数存在した粒子を発生させて反応を調べる研究や、ニュートリノを発生させ、その振る舞いを調べる研究などです。これらはいずれも物質を細かく分けていくと何から出来ているのかなど、物質の根源や宇宙誕生時の物質の起源にせまる謎を解明してくれる基礎科学研究です。

もう一つは高エネルギー粒子が曲がる時に放つ強力な光や、粒子の衝突反応から生まれるミュオンや中性子と呼ばれる粒子を使って、物質の極微の世界の構造を調べる研究です。これらは最近話題になっているたんぱく質の立体構造の研究など薬品や新素材の開発研究につながる基礎科学研究です。

これらの研究は、国内外の多くの大学や研究機関と共同で進められています。

極微の世界を探る巨大加速器を開発

PS主リング

KEKの研究活動は巨大な加速器に支えられています。加速器の原理や構造も科学研究の目標によって絶えず進歩をとげてきました。新しい研究には新しい道具が要るのです。そのため巨大加速器そのものの研究開発も大変重要です。KEKでは新しい加速器の開発に必要な加速された粒子ビームの振る舞いを探る研究が進められています。人類が作り出した最大、最強のエネルギーを出せる道具がKEKにいらっしゃれば見ることが出来ます。KEK の加速器をご覧になれば、科学という人間の営みのすばらしさの一面を誰でも感じることでしょう。

活動を支える研究機構

機械工学センター

KEKは科学の基礎研究を進める共同利用研究所ですが、正式には研究機構と呼ばれています。その理由は、これまでお話したように、KEKが二つの研究所(素粒子原子核研究所、物質構造科学研究所)と加速器研究施設、それらが円滑に活用される様に支援する共通基盤研究施設などが集まっている場所だからです。研究機構はこれらの総称として使われているのです。

ロゴマークの由来

KEKロゴ

KEKの文字を使ったシンボルマークは、真中にエネルギーあるいはエレクトロンを表す"E"を配し、両脇の"K"の文字は巨大リングに入射したり、衝突した粒子が飛び出したり、あるいは強力な放射光が発生するイメージを表しています。
マークをよくご覧いただくと、粒子を周りの人々が協力してとりだし、頭を寄せ集めて研究しているような様子も連想させてくれます。このロゴは世界中の研究者の英知を集めて最先端の研究をしているKEKのイメージにぴったりだと思いませんか。